はたまん文庫

夢日記 2014年8月3日

山の中にある観光地に行った
すでに夕暮れ時で
あたりは薄暗い

見るべきものは特に無く
帰るために乗ったバスは
老人ばかりの観光バスだった

バスが到着したのは
観光客相手に土産を
売っているような場所で
団体客の到着に合わせて
出し物が始まった

最初のやつはありきたりで
つまらなかったが
2番目に登場したのは
むかしオリンピックの体操競技で
10点満点を出した
コマネチだった

とつぜん彼女は
回転してコマになり
回転しながら花や化粧品を
手品のようにつぎつぎと
出してみせた

まだ彼女が人前で演技していることに
おどろいたが
その人間離れした技に
観客の中には涙を流す者もいた

コマネチの演技が終わると
老人たちは
ピザのような食べものが乗った皿を
頭の上に高く持ち上げ
食事をする会場へむかって歩き出した